前回ec-cubeを海外対応させる際に、「お客様情報」の郵便番号、県、電話番号の制限によって
海外のお客様が郵便番号等を入力できない場合があることを説明しました。
paypal対応も完了し海外のお客様がせっかくあなたのサイトでカートに商品を入れ、
「いざ購入!!」とする直前に大きな壁にぶち当たってしまいます。
この壁によって離脱率が大きく上がってしまうでしょう、、
今回は、その具体的なカスタマイズについて説明していきます。
まずは、県の選択に関してです。
「お客様情報入力」ページの県の入力はセレクトメニューになっており
47都道府県から選択します。
当然、海外のお客さまはどの県を選んで良いのか困惑します。
そこでセレクトメニューの選択肢の中に「Out of Japan」を追加しましょう!
この選択肢があれば海外のお客様も安心して選ぶことができるでしょう。
それでは、具体的なカスタマイズ説明していきます。
まずDB変更が必要となります。
mtb_prefテーブルに「Outside of Japan」をid:48として追加
mtb_constantsテーブルのid=DELIVFEE_MAXのレコードを47 -> 48に変更
しかし、これだけでは「Outside of Japan」は表示されません。
そこで今度は定数のキャッシュファイルを変更します。
/data/mtb_constants_init.phpのDELIVFEE_MAXのレコードを47 -> 48に変更
/data/cache/mtb_constants.phpを削除(直ぐに生成されます。)
/data/cache/mtb_pref.phpを削除(直ぐに生成されます。)
上記を実施してから「お客様情報入力」ページを開いて見てください。
「Outside of Japan」がセレクトメニューの最下部に表示されているかと思います。
また、管理者画面->基本情報設定->配送設定
で各種配送業者の「編集」を押していただければ各県の配送料登録の最後に
「Outside of Japan」の項目が生成されますので、海外配送費用が一律額の場合は
ここで設定して下さい。
大陸ごとに配送料を変更したい場合は上記の要領で
「North America」,
「South America」,
「Asia」,
「Africa」,
「Australia」,
「Europe」
を追加すれば大丈夫です。
(DELIVFEE_MAXは47 + 6 = 53に設定します。)
以上がeccube海外対応時の県選択カスタマイズとなります。
次回はeccube海外対応時の郵便番号のカスタマイズを説明します。