前回、カラムレイアウトを作成するときに、28ピクセルのグリッドを使うと簡単にできると書きました。(28ピクセルのグリッドで簡単にカラムレイアウトを作る)
しかし、毎回、画像やシェイプの間隔をピクセル単位で数えながら配置していくのは面倒ですし、どこかで数え間違えて微妙にずれてしまうこともあります。
そこで、今回は、画像等の位置合わせをより簡単にするために、グリッドの使い方について説明します。ここではAdobe Photoshopを例に記述しますが、IllustratorやFireworksであってもほぼ同じ方法でできますのでお試し下さい。
(バージョンはCS3 Extendedを使用しています)
ここでグリッドとは、位置合わせの目安となる補助線のことを言います。方眼紙のように均等なマス目をカンバス上に設定できます。標準の設定で機能していますが、ふだんは非表示になっており見えない状態です。
このグリッドに画像等をスナップ(グリッドなどの基準線に沿わせること)させることによって、画像等の位置合わせが簡単になります。
以下、グリッドレイアウト「The Square Grid」用のグリッド設定の流れです。
1.グリッドを表示する。
・メニューの[ビュー]>[表示]>[グリッド]にチェック
グリッドを表示する
2.グリッドのサイズを設定する。
・メニューの[編集]>[環境設定]>[ガイド・グリッド・スライス・カウント]を選択し環境設定ウィンドウを開きます。
グリッドのサイズを設定する
・[グリッド]の項目を次のように設定します。
・カラー:お好きな色でどうぞ。
・グリッド線:28 pixel
・スタイル:点線(点線以外でも良いですが、カンバスが見づらくなります)
・分割数:4(4以外でも良いですが、4分割にすると7ピクセルずつとなり使いやすいです)
環境設定ウィンドウ
3.設定したグリッドにスナップするように設定します。
・メニューの[ビュー]>[スナップ]にチェック
・メニューの[ビュー]>[スナップ先]>[グリッド]にチェック
スナップの設定
以上で設定は完了です。
新規にファイルを作成してみましょう。これまで白紙だったカンバスに点線でグリッドが表示されていると思います。試しに写真やシェイプを配置してみると、このグリッド線に沿って配置できるようになっていると思います。
グリッド線の表示
これで、グリッドレイアウト「The Square Grid」を行うときに簡単に作成することができるようになりました。