前回に引き続き、EC-CUBEの構造についての説明をします。
前回は機能カスタマイズする場合についてお話させて頂きましたが、今回はデザインを変更する場合のお話です。
EC-CUBEでは「Smarty」というテンプレートエンジンというものが採用されています。
デザインを変更する場合、HTMLの記述に<!–{ xxxx }–>というような少し見慣れないタグが混ざったものを編集することになります。
Smartyに関してはここでお話しさせて頂くよりは、書籍、インターネット上に参考になる情報がたくさんありますので、そちらを参考にされてください。
商品詳細ページや一覧ページについては管理画面から編集することができるようになっていますが、
では、カート画面のデザインを変更したい場合にどのファイルに手を加えたらいいんだろう?といった要望もでてくるかと思います。その場合にどのようにファイルを見つけたらいいのかをお話させて頂きます。
前回同様に非公開領域の設置場所を /var/www/data_shop/ とした場合、
上の例のカート画面の変更を行いたい場合は、
/var/www/data_shop/Smarty/templates/default/cart/index.tpl
を変更すればいいです。
鋭い方はここまでで法則性を見つけられているのではないでしょうか。
上のパスのdefaultの部分は管理画面で設定しているテンプレート名になります。デフォルト以外のテンプレートを使用されている場合はこの部分を読み変えてください。
それ以下(cart/index.tpl)の部分が実際のURLと対応したものになっています。
http://shopdomain.com/cart/index.php (index.phpは省略可能なので実際には表示されません)
ここではカート画面を例にしましたが、他の画面も同じ規則が当てはまります。
ただし、上でも少し触れましたが詳細画面、一覧画面、フッター、ヘッダー等は少し特殊な扱いになります。
管理画面で編集されていない場合は、]
/var/www/data_shop/Smarty/templates/default/
以下にdetail.tplやlist.tpl,footer.tplなどといったファイルが見つけられるかと思います。
これを変更して頂くことでもデザインの変更が可能です。