平成24年8月20日から31日まで10日間、(株)ブラテックにインターンシップとして、実習に参加をした。大学のキャリアセンターにて、北九州のインターンシップ先を調べて、(株)ブラテックを選んだのだが、この会社を選んだ理由としては、同じ九州工業大学の大学院在学中に創設した会社でベンチャー企業だということと、スマートフォンのアプリ開発などを行っていることが、他社と比べて印象的で、興味があったからだった。
まず、ベンチャー企業ということで、普通の会社とは、また違う貴重な体験ができるし、もし、大学在学中に本当にやりたいことが見つかれば、会社を作ってみたいとも考えていたので、同じ大学からの会社ということは、とても魅力的だった。さらに、現在の日常でかなり使われていて、今、自分も使っているスマートフォンのアプリ開発ができるということや、実際に自分の作ったアプリが、スマートフォンで使えることや、アプリ開発について学べるとういうことも自分にとって魅力的だった。
実際に、インターンシップが始まり、会社に行ったときに、まず印象に残ったことは、それぞれの方がパソコン一つで、それぞれさまざまなものを作り出していることだった。自分が普段使っているパソコンとほとんど変わりがないもの一つでビジネスができているということは、とても印象的ですごいと思った。そして、打ち合わせをし、以下の二つについて実習をすることになった。
- Webマーケティング(生産)
- Androidアプリ開発(学び)
まずWebマーケティングについて本で勉強をした。Webマーケティングとは、「Webにおいて、消費者のニーズに合った情報の提供や、サービスの提供によって、会社の利益や、売り上げを向上させ、会社の目標を達成すること」である。本を読んで学んでいくにあたって、特に、Webマーケティングの中のSEO対策を重点的に学んだ。SEO対策とは、「会社のHPを作るうえで、そのHPをいかに検索上位に持ってきて、実際に購入や、申し込み数を増やしていくこと」である。SEO対策は、Webマーケティングにとても重要なことであり基本的なことである。
SEO対策でHPを検索上位に持ってくるにあたって、重要なことは、HPのページ数を増やすこと、そのページ内に、ユーザーが検索しうるワードをページ内に適度に入れていくことだ。そのため、会社でちょうどいちじくのHPを作成していたこともあり、会社の生産としていちじくについてのブログを書くことになった。一日目は、実際のブログ作成の練習として、Webマーケティングについて学んだことをブログ生地として作成した。二日目以降は、実際にHPとして掲載をされる、いちじくのブログ作成を一日5記事というノルマで作成をした。そのときに以下のことに、気をつけながらブログ作成を行った。
- 検索キーワードを適度に記事の中に入れる
- 写真を1枚以上は入れる
- あまり長くなりすぎず、読みやすい文章にする
ブログを作成していく上で、ただページ数を増やしていくだけでは、効果的なSEO対策にはつながらない。そのため、適度にキーワードを入れていくのだが、実際作成をしていくと普段文章を書くときそのようなことは、気をつけていなかったので初めは難しかった。さらに実際に読み手がいて、呼んでもらうために、簡潔でわかりやすい文章を心がけたが、こちらも初めは文章構成や、表現の仕方が難しく、あまりいい記事が早くかけなかった。
しかし、10日間記事の作成をしていく上で、どちらともだんだん慣れてきて、最後には、すらすらいい記事が書けるようになった。まず、このインターンシップで記事つくりや本での学びを通して、Webマーケティングについて、自身があるとまではいかないが、身に付けることができたと思う。
<Androidアプリ開発>
by Saad Irfan
Webマーケティングのブログ作成に平行して、Androidアプリ開発も行った。インターンシップが始まる前に、アプリのアイディアを考えてきていて、3日目に行ったアプリ開発会議で発表をしたが、実習中の3人ともあまりいい案がなかったので、会社が用意をした、アプリの開発をするようになった。そのアプリは、楽天出品者向けカメラアプリである。主な機能については以下にまとめた。
- 撮影機能(タッチしたところにピントを合わせる)
- 自動変換(撮影した画像を自動できれいな画像に変換をする)
- サイズの変換(画像を好きなサイズに変換する)
- 一括操作(画像を一括で編集ができる)
主な機能については、このようなことだが、そのほかにもオプションとして、写真の共有や、ファイル名の変更、背景の変更なども付け加える予定でアプリの開発が始まった。アプリの開発をするにあたって、まず必ずしなくてはいけないことは、他社の商品と競合しないか調査をすることだ。やはりアプリは、アイディア勝負なので、先に発売されたアプリのほうが強く、もしそれを上回ろうとすると、かなりいいアプリを作らなくてはいけないので、いかに差別化をはかり、競合しないアプリを作るかが重要になってくる。そこで、他のアプリの調査をし、Excelファイルにまとめた。他の似たようなアプリを調べていくことで、これから作るアプリの参考になったり、この機能が追加したいなどといった考えが湧いてくるので、実際に調査をいていく上でも、競合調査の重要性がわかった。
他より、早く、記事作りや、競合調査を終わらせることができたので、あまった時間をつかって、実際のアプリのUI設計を行った。やり方がわからなかったので、まず、自分なりに思いついた考えをすべて紙に書き出し、その中から、実際に使えそうな部分を抜き出しながら考えをまとめていった。そのようにしながら、初めから最後まで、一通りアプリの設計が終わり、安藤君が、まだ設計に入っていなかったので、自分が設計したものを見せたところ、少し機能の追加はあったものの、この設計でいいとのことだったので、発表に向けて分担をしてPower Pointに設計案をまとめた。実際に形になったところは見ていないが、アプリ開発に携わることができたということは、とても貴重な体験だった。
社会に出たときに、同じ分野に進んだ場合はもちろん、違う分野に進んだ場合でも、ここで学んだことや、社会経験は絶対ためになると思うので、10日間と短い期間だったが、とても有意義な体験ができ、学んだことを身に付けることができたと思う。